大きな吹抜けのあるお家

栗原市志波姫

建て替え後も既存の離れを使用すること。ご要望をお聞きしていると1階に対して、2階の必要な面積が小さいこと。建築価格の高騰により必要以上の大きなお家より、少しコンパクトなお家の方がお客様にとって金額的にもメンテナンス的にも負担が少ないことなど、ご要望や条件を整理し、プランに落し込んでいきました。

プランに落し込んでいく過程で、コンパクトに作ったことで狭く感じないことや既存の離れによって1階の採光が遮られても暗くならないように、ダイニング上に大きめの吹抜けを配置し、吹抜けに大きめの窓を取り付けて採光を確保することなど、このプランの課題となりそうなところを解決し、魅力的な空間になるように大きめの吹抜けを設けました。

大きめの吹抜けのあるLDKを中心に各部屋へ行けるようにして、通路となる面積をできるだけ少なくなるように計画しました。

Ua値
0.34W/㎡・K(HEAT20 G2)
Q値
1.1W/㎡・K
C値
0.27c㎡/㎡
備考
ZEH、耐震等級3(品確法)+制震スーパーウォール 長期優良住宅、地域型グリーン化事業 利用

設計のポイント

外壁は白と黒の金属系のサイディング。屋根材と同じ素材の外壁材なのでとても長持ちします。

広々としたリビングダイニング。
大きめの吹抜けやオープンな階段が実際の面積以上に広く感じさせてくれます。

リビングダイニングからはキッチンの手元が見えないように腰壁の高さを決めました。
腰壁の上はキッチンカウンターになっており、作った料理を一時的に置いておきたいというご要望にお応えしております。

リビング奥は和室になっています。
引き戸を開けた状態だと、視線が奥まで抜けて広く感じます。
また、普段は引き戸を開けた状態でリビングと一体的に使い、親戚が泊まりに来た際には引き戸を締めて客間として使えるようにしています。

和室には神棚と仏壇を置けるスペースを確保しています。和室側の引き戸を2枚閉めると客間や個室として使えます。

 

高気密高断熱の建物では、外壁やサッシに比べて性能の低い玄関ドアが弱点になりやすく、場合によっては結露する可能性の高い場所なので、断熱グレードの良い玄関ドアを採用しています。

ユニットバスを含めた住宅設備は、メーカーのショールームで実際に見たり、触ったりしながら選んで頂きました。

吹抜け上部にはシーリングファンがあり、エアコンから出ている暖気や冷気を効率的に届けてくれます。建物の正面には平屋の離れがあるが、吹抜け上部の窓から光を届けてくれます。

2階廊下にエアコンを設置しています。
主に冷房として使い、エアコンから出た冷気がすぐに下に降りないように、あえて手摺を腰壁としており、奥の部屋まで届いた冷気が戻ってきて下に降りていくイメージとなっています。

2階の洋室。奥はウォークインクローゼットとなっています。

ウォークインクローゼット。
リフォームは必要になりますが、ウォークインクローゼットを繋げて、壁や建具を設けるともう1つ部屋を増やせるように計画しています。
ライフスタイルの変化に対応しやすいようにしました。

一般の方から質問をお受けする形で、完成見学会のような動画を作成しております。
併せてご覧になって頂けると雰囲気が掴めるかと思います。

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