北区防災訓練への参加と参考になったこと
こんにちは。佐藤工務店の佐藤博昭です。
11月18日(日)に私が住んでいる栗原市志波姫の北区にて行なわれた防災訓練に消防団として、参加して来ました。当日は栗原市消防署から4名の消防署員さんにお越し頂きました。
ざっくりした内容は、消防署員さんのお話を聞き、災害のDVDを見て、動けない方を運ぶ方法の説明と代表者が実践、今の消防車について説明を受け、炊き出しを食べて解散という流れでした。
(外に出て消防車の説明を受けています。1.5トンの水が積んであり、様々な火災に対応するよう薬剤も積んでいるそうです。この時、中では炊き出しの準備も行われています。)
その際に気になったこと、みなさんにも知って頂きたいことをメモしていたので、文字だけで説明できるものについて紹介させて頂きます。
・耐震改修など、備えの大切さ
まず、栗原市は岩手・宮城内陸地震、東日本大震災と大きな地震が何度も起こり、現在残っている住宅はその地震に耐えたのだから大丈夫。耐震改修などは必要ないのでは?という考え方はしないで欲しいということでした。
栗原市では建物を壊す揺れ、キラーパルスがほとんど起っていないとのことでした。キラーパルスとは1〜2秒の周期の揺れで、中低層の家屋や木造住宅の揺れ方と近いので、木造住宅がもっとも被害を受けやすい揺れとされています。
栗原市で起ったのは、山がダメージを受ける揺れだったそうなので、耐震や家具の固定などの備えはしてほしいとおっしゃっていました。
・避難の大切さ
東日本大震災では、「明治、昭和の津波で家屋の2階に避難された方は助かった。」という言い伝えを守った方が亡くなったということがありました。絶対に大丈夫ということはないので、危ないと思ったら避難してください。という、避難の大切さについてもお話されていました。
・消化器について
参加者から、消化器の使用期限についての質問がありました。
使用期限はだいたい8年くらいなのですが、腐食や変形がないか?をきちんと点検することの大切さを繰り返しお話されてました。
消化器には、圧力を掛けて消火剤を噴射する方式のものがあり、腐食や変形があり、そこが弱くなっていると圧力が掛かった際に壊れ、ペットボトルロケットの原理でボンベが飛ぶことがあるそうです。
ボンベが顔に当たって亡くなった方もいるそうで、外に置いてある消化器は劣化がしやすいので、必ず点検してほしいとおっしゃってました。
他にも動けない方を運ぶ方法についてもお伝えしたいのですが、なかなか説明しにくいのでYouTubeなどで確認してみて頂けたらと思います。
たまたま、消防団の班長から声を掛けられて参加しましたが、いろいろと参考になりました。
地区で防災訓練が行なわれておりましたら、一度参加してみることをおすすめします。