補助金を活用した耐震改修(リフォーム事例 / 大崎市古川)
大崎市古川のお宅にて、木造住宅耐震改修促進事業の補助金を活用した耐震改修を行ないました。
耐震改修を行なった理由としまして、仮に大きな地震が起こった時にお孫さんを預かる可能性が高いからとのことで、災害後のご家族のライフスタイルを考え、対策を行なっておくという考え方はとても大切な考え方だと感じました。
また、耐震診断は栗原市志波姫の無双企画さんが行ないました。
無双企画さんは、普段からお付き合いさせて頂いている設計事務所さんなので、耐震改修計画の細かな部分の疑問点などをその都度お聞きすることができたので助かりました。
細かい部分ではありますが、どういった考えのもと耐震改修を進めていけばいいか、理解するために耐震診断をした設計事務所さんとの密なコミュニケーションは大切だと感じました。
耐震改修を行なった物件の状態
耐震改修を行なった物件の状態は下記の通りとなります。
・コンクリートの基礎はなく、石の上に土台が載っていた。
・南側はほとんどが窓。部屋間は障子や襖で仕切っており、壁は北側に集中していて、耐力壁のバランスが少し悪かった。
・障子や襖の上の垂れ壁は土壁となっていた。
耐震改修の施工状況
土台の下に基礎を作り、土台の上には柱を建て、耐力壁を作っていくために床を解体しました。
柱や耐力壁を梁に固定するため、天井と垂れ壁などを解体しました。
柱の下にある石をどかして、基礎をつなげる予定でしたが、石を動かしたら建物ごと下がってしまい、元に戻せなくなる可能性があったため、耐震診断をした設計事務所さんに相談して、基礎が石を覆うような形にすることで対応しました。
土台の下に基礎を作って、土台と基礎をアンカーボルトという金物で緊結。
さらに土台と柱を金物でつなぎました。
基礎を確認するために、床を塞ぐ前のタイミングで大崎市による中間検査が行なわれました。
柱を建てた後は、耐力壁に張る面材を止める下地を取り付けました。
この下地を止める釘の種類や釘の間隔は決まりがあり、その決まりに沿って施工しました。
耐力壁を構成する面材とクロスの下地を兼ねたボードを張りました。
このボードを止める釘の種類や釘の間隔も決まりがあります。
耐力壁を全て作り終えたタイミングで再度、大崎市による中間検査が行なわれました。
公開できる写真はここまでですが、この後は床や天井の下地を作っていって、壁紙を貼って、完成となります。
まとめ
今回はご予算を抑えるために耐震改修に絡む部分を優先して工事を行ないましたが、せっかく天井や床を解体するので、ついでに天井や床の断熱工事をするなど、他の工事を合わせて行なうと、何度も工事を行なうのに比べて工事金額を抑えて、快適性もアップするのでおすすめです。
また、大きめのリフォームをお考えの場合は、合わせて耐震改修を行なうと、補助金も活用できるうえに地震に強くなるので積極的に利用することをおすすめします。
ただ、お家の状態によって、必要な耐震改修の方法が変わり、金額も変わってくるので、まずは耐震診断をしてみて、方針を決められると良いかと思います。
家づくりについて、ご参考になればと無料のメルマガを発行しています。
ご不要になれば、いつでも解約できますので、リンク先のフォームからご登録ください。