知ってました?低体温症の7割以上が屋内で発症

- コラム

2024年1月のニュースで「低体温症の7割以上が屋内で発症している。室温は18℃以上に。」といった旨の放送がされていました。

 

熱中症は屋内で起こることが多い、というのは聞いたことがありましたが、低体温症も屋内で7割以上が発症しているというのは、知らなかった方も多いのではないでしょうか。

特にご高齢の方や持病のある方に注意が必要だとお話していました。

 

低温による死亡者数は毎年1000人超で、熱中症など高温で亡くなる方より多い年もあるようです。

では、どのくらいの室温なら許容できるのかというと、最低でも室温18℃以上は必要だと言われているのですが、下記のNHKのサイトでは、冬場のリビングを調査したところ、9割が18℃未満だったようです。

なぜ、冬場のリビングで室温が18℃以上にならないかというと、住宅の断熱性能が不足しているからと考えられます。

 

佐藤工務店では、建てさせて頂いたお客様にご協力頂き、温湿度データを測定しています。
そのデータを見ると、2000年代に建てた高気密・高断熱住宅も2020年代に建てた高気密・高断熱住宅もリビングの室温18℃以上はクリアしています。(測定した温湿度データについては、別な機会に詳しく解説したいと考えています。)

温湿度データを測定していると改めて分かりますが、断熱性能を高めていくと、部屋は温まりやすくなり、室温が下がりにくくなっていきます。

 

では、他のお家はどうかというと、少し古いデータになりますが、2019年度の国土交通省の推計では、現行の断熱基準12%、平成4年基準22%、昭和55年基準37%、昭和55年基準に満たないもの(無断熱等)30%となっていました。

この調査から、日本の住宅のほとんどが無断熱・低断熱の家夏暑く、冬寒い家が日本の家の3分の2を占めていると見てとれます。

 

こういった無断熱・低断熱の家の断熱性能を高くしようとした場合、建て替えないといけないかというと、リフォームやリノベーションでも断熱性能を高めることは可能です。

 

下記の資料は、東京大学の前先生が監修したもので、断熱リフォームについてまとめたものになります。
特に費用と断熱箇所ごとの4つのプランは参考になるかと思いますので、資料も合わせてご覧になって頂けたらと思います。

上記の資料のように、断熱リフォームも部位ごと、部屋ごと、1棟まるごとと、ご予算や状況に合わせて行なうことが可能なので、工事金額としては数万円からでも断熱性能を高めることは可能です。

 

そして、2024年現在だと、断熱性能を高めていくうえで、特に重要な窓のリフォーム補助金があります。

こちらの窓の補助金は、他の補助金に比べて、補助額も補助率も高いので、今のお家を温かくしたい方はぜひご利用して頂きたい補助金になっています。

 

このタイミングだと、健康のために行なう断熱リフォームに補助金が出て、断熱リフォームによっては暖房費なども削減され、例年に比べてお得に断熱リフォームができます。

 

もし、今のお家を温かくしたいとお思いの方は、ぜひお問合せください。

詳しくご説明させて頂きます。

 

▼下記のニュース動画でも室温18℃以下のリスクについてお話していています。合わせてご覧ください。

WHOが強く勧告「冬の室温は18度以上」が目安 18度未満で脳卒中や心臓病などのリスク高まる【Nスタ解説】

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