2018年東北SW会年次大会に参加して
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こんにちは。佐藤工務店の佐藤博昭です!
9月7日(金)にメルパルク仙台にて、2018年東北SW会年次大会に参加して来ました。
「SW会って、何?」という方の為に簡単に説明させて頂きます。
佐藤工務店も標準仕様としているスーパーウォール工法で家づくりをする会社さんの集まりで、「SW工法の建設を通じて全てのお客様を幸せにすること」をミッションに掲げ、共に学んだり、情報交換などを通じて切磋琢磨している全国組織の会です。
私もこのSW会に所属していることで多くの学びを得ることができたと感じております。
その東北ブロックの年次大会でした。
工務店はもちろん、メーカーのLIXILさん、販売店さんなど、100人以上の方が集まっていたと思います。
(開催前の様子。私は真ん中より前の方に座っていました。)
内容は各テーマに沿った報告や今後の取り組みについて、3社様の事例講演、事例報告が13時30分から18時までと、とても濃い内容のものでした。
LIXILさんからは、耐震等級3についての報告がありました。
SW会では、耐震等級3+制震テープの標準化を目指しています。
写真の通りです。私も熊本地震の発生、構造塾という勉強会に参加したことで必要だと考えています。
写真の耐震等級1は倒れていないけど、1階が傾いています。耐震等級3は特に被害もなく住み続けているいるそうです。
みなさんは、「命は守るけど、もう住めない住宅(耐震等級1)」と、「命も財産も守り、また住み続けることができる住宅(耐震等級3」、どちらに住みたいですか?
当然、耐震等級3ですよね。
熊本地震における木造住宅の被害状況です。
表では、耐震等級3は16棟中、軽微な損傷が2棟あり、他14棟は無被害だったそうです。
2000年以降の新しい住宅でも7棟が倒壊、12棟が全壊、他にもたくさんの住宅が被害を受けています。2000年以降といえば、35年ローンの半分以上も返済が残っている方々がいることになり、そういったことを考えると胸が苦しくなります。
お客様にそういった思いをさせたくないので、私は耐震等級3をおすすめします。
家づくりにおいて重視した条件は?という調査結果です。
熊本地震後だったので耐震性が1番多く、地震から時間が経つにつれ、耐震性の割合が減る傾向にあるようですが、耐震等級3はブームではなく、当たり前にしないとマズイな、と感じました。
年次大会後は、18時過ぎからは懇親会が行なわれ、ここでの会話も家づくりについての情報交換が多くなります。SW会では、同業者同士で、普通は教えてくれないところまで教えてくれる文化が出来ているため、懇親会での情報交換も勉強になり、ありがたいです。
(懇親会の様子。ここでの情報交換が本当に為になります。)
長時間となりましたが、この日も大変勉強になりました。
年次大会で学んだことをお客様や地域に還元できるよう、行動していきたいと思います。